日本南アジア学会

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南アジア研究関連新着情報

南アジア研究関連新着情報 2015/06/04

7/25-26 開催 第48回南アジア研究集会~京都で林間学校~のご案内

 本研究集会は研究者のみならず、一般の方々や学生さんたちにも自由に参加できる合宿形式の研究集会です。今年は、京都北山の自然にかこまれた場所に会場を用意しました。京都駅からのアクセスは若干不便ですが、往復貸し切りバスをご用意いたします。南アジアの手仕事に関するシンポジウム、映画関連のワークショップ、自由論題のほか、南アジア料理、インド映画ダンスのワークショップ、早起きヨーガなど楽しい企画が盛りだくさんです。皆さまの奮ってのご参加を心待ちにしております。

第48 回南アジア研究集会幹事
岩谷彩子(代表)、金谷美和(代表代理)、上羽陽子、高倉嘉男、竹村嘉晃、田中鉄也

とき:2015年7月25日(土)、26日(日)
ところ:京北山国の家
(〒601-0311 京都市右京区京北小塩町初川口11番地3  http://yamaguninoie.com/ )

参加申し込み  http://southasia.blog.fc2.com/blog-entry-4.html
(第48回 南アジア研究集会ウェブサイト)からよろしくおねがいします。?
参加申し込み締切 2015年6月25日(木)

お問い合わせ (第48回南アジア研究集会事務局) mks2015@idc.minpaku.ac.jp

<プログラム>

7月25日(土)

11:00:集合・京都駅八条口観光バスプール(バス移動)

12:30:受付開始・部屋割り

13:00~14:30:自由論題(第1セッション)

1.井上春緒(京都大学アジア・アフリカ地域研究研究科)
「インド音楽とペルシャ音楽のリズム理論についての比較研究」
2.川中薫(京都大学アジア・アフリカ地域研究研究科特任研究員)
「デリーアパレル事業所における布帛生産過程―熟練度の異なる人材のマネジメント―」

14:30~14:45:休憩

14:45~18:00:シンポジウム「資源と人のかかわり―南アジアの手仕事から」

講演者
1.北川美穂(工藝素材研究所主宰、工芸技法材料研究家、保存修復家、京都府立大学生命環境科学研究科共同研究員)
「インドのラック生産と様々な利用」
2.佐藤孝宏(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科客員准教授・人間文化研究機構地域研究推進センター研究員)
「独立後インドにおけるコットン作付」
3.金谷美和(国立民族学博物館外来研究員)
「インド更紗と水 伝統工芸の持続可能性を考える」
コメンテーター 田中樹(総合地球環境学研究所准教授)
司会、趣旨説明 上羽陽子(国立民族学博物館文化資源研究センター准教授)

18:00~19:00:自由時間(部屋移動・お風呂)

19:00~20:30:懇親会(亜州食堂チョウクさんの南インドごはん)

懇親会では、みんなで南インド料理の定食であるミールスをいただきます。関西でミールスの普及に奮闘してらっしゃる亜州食堂チョウクさんからご提供いただきます。
ヴェジ/ノン・ヴェジに対応しますので、参加申し込みの際に希望をお伝えください。
ぜひ、現地のように「手食」にトライしてみてください(もちろん、フォーク・スプーンは用意しております)。

亜州食堂チョウク( http://chowk.pya.jp/ )
チョウクはヒンディー語で交差点・広場。
店主がアジア各地を歩いて出会った美味しいものをご提供しています。
食の交差点でパスポートのいらないアジア旅行を。

20:30~22:00:ワークショップ「日本人バックダンサーが語るインド映画最前線」

講師:関本恵子
青森県弘前市出身。10代後半で訪れた短期留学先のバンクーバーで初めてインド映画に出会い、ボリウッドダンサーになることを決意する。22歳で単身渡印し、ラージャスターン州でダンス学校に通う。その後、ムンバイーの演技学校に移り、ダンスを学ぶ。主な出演作は「Agneepath」(2012年)や「Dabangg 2」(2012年)など。

司会:高倉嘉男
愛知県豊橋市出身。ジャワーハルラール・ネルー大学でヒンディー語博士号取得。2001年から2013年までデリー在住、ヒンディー語映画の批評をする。第60回国家映画賞長編映画賞受賞作品「Paan Singh Tomar」(2012年)に出演、(おそらく)日本人として初めてヒンディー語の台詞をもらう。

7月26日(日)

7:00~8:00:OTERAヨーガ部長の早起きYOGA(自由参加)
山村の朝の空気を満喫するために、ちょっぴり早起きして、カラダを動かしてみましょう。準備運動をしたのち、呼吸法と簡単なポーズを行います。
参加される方は、動きやすい服装と、バスタオルまたはヨガマットを持参してください。
(なお、持病を抱えてらっしゃる方は、医師の判断を仰いだうえでご参加ください。)

OTERAヨーガ部( http://www.occn.zaq.ne.jp/suiten/yoga-bu.html )
大阪の小さなお寺で、のんびりと、気軽に、ゆるーく、インドの正統的なヨーガを体験できるヨーガ教室です。

8:00~9:00:朝食

9:00~10:30:自由論題(第2セッション)

3.堤博枝(東洋大学文学研究科インド哲学仏教学専攻博士後期課程)
「アリス・ボナーの見たインド―ヒンドゥー教美術の研究から―」
4.渡部春奈(一橋大学社会学研究科博士後期課程)
「語りなおされる戦争経験―インド・ナガランド州におけるインパール作戦の語り」

10:30~10:45:休憩

10:45~12:15:自由論題(第3セッション)

5.相川愛美(PhD Candidate, Department of History, Faculty of Social Sciences, University of Delhi)
「現代インドのサティー崇拝における女性信者―ラーニー・サティー崇拝を事例として―」
6.山岸伸夫(京都大学アジア・アフリカ地域研究研究科)
「神と街を食べ歩く―インド都市部における宗教巡行と公共空間の変容」

12:30:閉会、バス出発

14:00:京都駅にて解散