日本南アジア学会

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南アジア研究関連新着情報

南アジア研究関連新着情報 2014/11/11

2014年11月29日ー2014年度アジア政経学会西日本大会

今年11月29日(土)に京都大学で開催されるアジア政経学会西日本大会の開催要領が、下のメールの通り決まりましたので、ご連絡いたします。
大会には学会員はもちろんのこと、学会員以外の方でも自由に参加できます(参加費無料、ただし、大会プログラムをご入用の場合は、プログラムの残部がある場合に限り、資料代として500円を徴収させていただきます。懇親会も、会費をお支払いいただければご参加いただけます)。
インド関係のセッション、報告もございますので、ご参加いただけますと幸甚です。
皆様の積極的なご参加をお待ちいたしております。

中溝和弥
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Subject:2014年度アジア政経学会 西日本大会(11月29日)のご案内

アジア政経学会会員の皆様

 2014年度西日本大会は11月29日(土)に京都大学(吉田キャンパス)にて開催いたします。会員のみなさまに同大会のプログラム(暫定版)、大会実行委員会からのお知らせがあります。参加される会員は、下記「出欠アンケート」にご記入のうえ、11月15日(火)までにご返信ください。なお、大会案内・プログラムは学会HPにも掲載予定です。印刷用にご利用ください。
 今回の大会では、共通論題として、「現代アジアにおけるグローバル化と排他的ナショナリズム」を企画しました。いまの世界中で現れているグローバル化の進展と排他的ナショナリズムの高揚、という組み合わせをどのように理解することができるのか。アジアにおけるこの問題をインド、中国、タイ、インドネシアの専門家に議論をいただきます。また、午前の部と午後1の部では自由論題4つ(「中国と近現代史」、「経済と農村・土地」、「中国と国際関係」、「経済発展と技術・ガバナンス」)と分科会2つ(「州政治と連邦政治:インド新政権の統治能力を考える」、「アジアにおける企業と経済開発:企業レベルデータによる計量的アプローチ」が用意されております。
 開催当日に学内・学外で多数の食堂が利用可能ですので、本大会ではお弁当の手配は致しません。
 ご不明な点があれば、ご遠慮なく実行委員会までご連絡下さい。皆様のご参加をお待ち申し上げます。

アジア政経学会西日本大会企画委員会
研究企画担当理事: 三重野文晴(京都大学)、高橋伸夫(慶應義塾大学)
実行委員会: 三重野文晴(実行委員長)、中溝和弥(実行委員長代行)、岡本正明、中西嘉宏、矢野剛(以上、すべて京都大学)

実行委員会連絡先
〒606-8501 京都市左京区吉田下阿達町46  京都大学東南アジア研究所 三重野文晴研究室
TEL&FAX: 075-753-7311
E-mail:
大会専用アドレス: jaas-west[@]npo-ochanomizu.org([@]を@に置き換えてください)
実行委員会アドレス: mieno-lab[@]cseas.kyoto-u.ac.jp([@]を@に置き換えてください)

**出欠アンケート**
下記のフォームにご記入もしくは〇をお付けのうえ、「切り取り線」の内側の部分をカット&ペーストで電子
メールに転記し、以下のアドレス宛にご返送ください。

アンケート返送先:jaas-west[@]npo-ochanomizu.org([@]を@に置き換えてください)

――――――――――(切り取り線)――――――――――――
1. 氏名
2. 所属
3. 西日本大会の出欠について、いずれかに〇をおつけ下さい。
出席 ( ) 欠席 ( )
4. 参加予定・・・・ 該当する項目に〇を記入願います。

午前 (10:00~12:00)
自由論題1 ( )、 自由論題2 ( )、 自由論題3( )

午後1 (13:00~15:00)
自由論題4( )、自由応募分科会( )、企画分科会( )

午後2 (15:15~17:45)
共通論題 ( )

5. 懇親会 (18:15~20:00)
出席 ( ) 欠席 ( )

――――――――――――(切り取り線)―――――――――――――

**2014年度アジア政経学会西日本大会プログラム**
開催日:2014年11月29日(土)
会  場:京都大学 吉田キャンパス(本部構内、法経東棟(建物5番))
主 催:一般財団法人アジア政経学会
共 催:京都大学

会場:京都大学 吉田キャンパス-本部構内、法経東館(下記地図の5番の建物)
建物へは正門または百万遍(北西角)からのアクセスが便利です。
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/access/campus/yoshida/map6r_y/

アクセス:
最寄駅
1.京阪電車・出町柳駅から徒歩15分、またはバス(201,17系統)約10分、
2.京都市営地下鉄・今出川駅からバス(201,203系統)約15分、タクシーで約10分
この2つの経路が便利です(いずれも百万遍側)。他に、JR京都駅、京阪電車、京阪三条駅などからのバスもあります。詳しくは、上記のアドレスのwebsiteを参考にしてください。
なお、開催日は紅葉シーズンで公共交通機関は渋滞が予想されますので、市内の離れた場所からのタクシー、バスの移動には時間がかかる可能性があります。できるだけ上記2経路で来場されることをお勧め致します。

プログラム
*以下のプログラムは10月27日時点における暫定版です。司会者、報告者、討論者、会場には変更が生じる場合があります。
9:30 受付開始 (1階入口 ロビー)
9:30 -18:00 託児室 (2階、201演習室)
10:00-12:00 自由論題 (1階101-106演習室)
12:00-15:00 自由論題および分科会 (1階101-106演習室)
15:15-17:45 共通論題 (2階みずほ講義室)
18:15-20:00 懇親会 (地下1階みずほホール)

【午前: 自由論題】 10:00-12:00
自由論題1 中国と近現代史 10:00-12:00
司会:田中仁(大阪大学)
報告1:高橋祐三(東海大学)
「1930~40年代中国重慶における民主・憲政・救国論争:民主諸党派を中心として」
報告2:大田千波留(長崎県立大学)
「記憶とノスタルジア:広東省G市における毛沢東紀念品を事例として」
報告3:団陽子(神戸大学・大学院)
「日本残存艦艇の分配と国民政府の対日賠償要求:冷戦形成過程における米ソの駆け引きの中で」
討論1:石川禎浩(京都大学)、討論者2:未定

自由論題2 経済と農村・土地 10:00-12:00
司会兼討論 梶谷懐(神戸大学)
報告1:王佳(九州大学・大学院)
「中国の住宅価格にバブルが存在するか:省別のパネルデータを用いた実証分析」
報告2:呉青姫(神戸大学・研究員)
「中国農村におけるリスクシェアリング」
報告3:山田 祐樹久(京都大学・大学院生)
「ベトナム紅河デルタ農家の市場化対応と合作社の構造変化:安全野菜生産村を事例に」
討論:伊藤順一(京都大学)

自由論題3 経済発展と技術・ガバナンス 13:00-15:00
司会兼討論 三重野文晴(京都大学)
報告1:美甘信吾(信州大学)
「東南アジア諸国の経済ガバナンスは改善されているか:フィリピンとタイの金融ガバナンスの比較
研究」
報告2:Wei Di(同志社大学・大学院生)
「中国における技術移転戦略:旧ソ連からの技術移転を中心に」
討論:丸川知雄(東京大学)

【午後1: 自由論題・分科会】 13:00-15:00
自由論題4 中国と国際関係 13:00-15:00
司会兼討論:高橋伸夫 (慶応義塾大学)
報告1:チュイデンブン(桐蔭横浜大学)
「中国の膨張とどう向き合うべきか―弁証法で国際政治の行方を追う―」
報告2:柴田哲雄(愛知学院大学)
「習近平の外交政策の原像」
討論:浅野亮 (同志社大学)

自由応募分科会 州政治と連邦政治:インド新政権の統治能力を考える 13:00-15:00
司会:吉田修(広島大学)
報告1:志賀美和子(専修大学)
「ヒンドゥー・ナショナリズムとタミル・ナショナリズムの相克?:タミル・ナードゥ州政治再考」
報告2:三輪博樹(中央大学)
「『良い統治』をめぐる有権者の意識と政党政治:アーンドラ・プラデーシュ州とテランガーナ州の
事例から」
報告3:北川将之(神戸女学院大学)
「カルナータカ州の留保制度と政治」
討論:近藤則夫(アジア経済研究所)

企画分科会 アジアにおける企業と経済開発―企業レベルデータによる計量的アプローチ―
(京都大学アジア経済発展論研究会共催)13:00-15:00
司会:厳善平(同志社大学)
報告1:藤森梓(大阪成蹊大学)
「インド製造業における海外直接投資のスピル・オーバー効果:企業別マイクロデータを用いた実証分析」
報告2:ヴィサテップ・スクサバン(京都大学)
「Entrepreneurial Human and Social Capital in Vietnam’s Small Businesses」
報告3:矢野剛(京都大学)
「Efficiency of Trade Credit and Bank Finances: An Ethnic Minority Area in China」

【午後2: 共通論題】 15:15-17:45
共通論題 現代アジアにおけるグローバル化と排他的ナショナリズム 15:15-17:45
司会:厳善平(同志社大学)
報告1:中溝和弥(京都大学)
インド:「経済成長と宗教ナショナリズム:2014年総選挙から見たインド社会」
報告2:本名純(立命館大学)
インドネシア:「インドネシア2014年選挙におけるプラボウォの挑戦」
報告3:玉田芳史(京都大学)  タイ:「グローバル化を無視する脱民主化闘争」
報告4:江藤名保子(慶應義塾大学)  中国:「改革開放に埋め込まれた中国ナショナリズム」
討論者:松里公孝(東京大学)、藤原帰一(東京大学)

懇親会 18:15-20:00(地下1階、みずほホール)