日本南アジア学会

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日本南アジア学会第19回全国大会プログラム

第19回全国大会

日時:2006年10月7日(土)~8日(日)
場所:専修大学神田校舎

10月7日(土) 午前の部 10:00-12:30

<小パネル①>南アジア研究をめぐる史資料状況–現状と課題

James Nye 「アメリカにおける南アジア関係史資料保存共有事業の現状と課題 」
松本 脩作 「『インド書誌:明治期~2000年』の刊行に寄せて:今後の課題」
吉久 明宏 「東南アジア・南アジア・オセアニア関係和書の所在目録の編纂事業について:明治・大正・昭和前期」
藤井 毅 「総括報告:史資料基盤構築の課題」

<自由論題A>

司会:下田正弘・水野善文
堀田 和義 「現代ジャイナ教の僧団と出家修行者-テーラーパンタ派ラードゥヌーン・グループを中心として」
舟橋 健太 「結節点としてのラヴィダース―北インド、ウッタル・プラデーシュ州西部における『改宗仏教徒』の事例から」
木下 彰子 「印刷された神々―現代インド・ポスター宗教画とその変容」
塗木 理恵 「イギリス植民地支配期におけるインド・ウラマー協会(Jamiat al-Ulama-e Hind)の思想と活動」
油井 美春 「インド西部ビワンディー暴動の社会構造分析-ムスリム・コミュニティを中心に」

<自由論題B>

司会:宇佐美好文・近藤則夫
福井 俊保 「アメリカの核不拡散政策と南アジア―F-16売却問題を事例に」
中津 雅昭 「BJPの対インディアン・ディアスポラ政策」
藤田幸一・岡通太郎 「インド・シッキム州の農業と農業経済-北部県における農村調査を中心に」
黒崎 卓(共著者:S.N. Mishra, 澤田康幸) “Rural-Urban Migration and Urban Poverty: Socio-Economic Status of Rickshaw Pullers and Owners in Shahdara, Delhi”

<ポスター・セッション>

杉本 浄 「東部インド・オリッサ州丘陵地域における伝統文書の目録化と収集・保存・編纂プロジェクトについて」
近藤英夫・上杉彰紀・小茄子川歩 「インダス文明の形成に関する研究」
DASH Shobha Rani 「インド・オリッサ州の貝葉写本の特徴について」

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10月7日(土) 午後の部 14:00-16:30

<小パネル②> インド的思惟と歴史意識をめぐって

丸井 浩 「インドの哲学伝統と歴史意識」
下田 正弘 「近代日本の仏教研究と歴史意識」
粟屋 利江 「インドにおける『歴史認識』と歴史研究」
手島 勲矢 「ユダヤ教研究と近代:歴史批判の位置」

<自由論題C>

司会:名和克郎・太田信宏
小西 公大 「社会ネットワークと女神信仰―タール沙漠の『トライブ』散村の事例から」
小牧 幸代 「『ムスリム・カースト論』再考:サイヤドの位置づけと役割をめぐって」
宮本 隆史 「19世紀英領海峡植民地(ペナン,シンガポール,マラッカ)の流刑監獄制度」
川津 千佳 「インド軍の分割とインド・パキスタン・イギリスの軍事バランス」
三瀬 利之 「ジェントルマン官僚の社会調査――帝国主義期のインド社会学・人類学研究の一側面」

<自由論題D>

司会:黒崎卓
筒井康美・谷正和 「地下水砒素汚染に関する住民の環境リスクの認識とリスク回避行動の関係」
秋山 晶子 「南インドにおける有機農業の実践と農業政策:『食の安全性』の商品化をめぐるケーララ州の展開」

<ビデオ・セッション>

村上清身・J.A.T.D.にしゃんた 「スリランカからのことづけ(増版号)」
水島司・浦田瑛介 「インド『足』のありかた考 — 人々が『足』にみるもの」

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10月7日(土) 午後の部 16:40~17:20

<基調講演>

Michael Witzel(ハーバード大学教授)
“Hindutva, past and present: Ideology, methods, and recent inroads into the West.”

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10月8日(日) 午前の部 10:00-12:30

<小パネル③> 南アジア近代史の構図―ナショナリズムと民主主義をめぐって

長崎 暢子 「M.K. ガーンディーのサッティヤーグラハにおける民主主義とナショナリズム」
井坂 理穂 「M.K. ガーンディーとグジャラートの言語・文学」
田辺 明生 「身体と政体のスワラージ — ガーンディーにおける身体、性、健康とナショナリズム」
内藤 雅雄 「インド民族運動期の資本家とガーンディー — G.D. ビルラーの場合」

<自由論題E>

司会:粟屋利江・柳澤悠
山崎 浩平 「越境する身体―インド・グジャラート州におけるヒジュラ社会より」
松尾 瑞穂 「現代生殖医療とインド的身体観―不妊治療を事例として」
中村 雪子 「ラージャスターン州の女性酪農協同組合―現地調査に基づく一考察」
川野 有佳 「女性の連帯と眼差しの行方―Dr. Bahasaheb Ambedkar Marathwada 大学改名に纏わるNamantar運動を事例として」
北川 将之 「女性の政治参加と直接民主主義の不均質な展開―インド・バンガロール農村県の地理情報分析」

<ビデオ・セッション>

第1日と同じ報告者

<ポスター・セッション>

第1日と同じ報告者

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10月8日(日) 午後の部 13:30-17:00

<全体シンポジウム> 巨象よ、どこへ行く―インドを見るさまざまな視点

司会:押川文子・水島司
趣旨説明:柳沢 悠
杉原 薫 「南アジア型経済発展径路の特質:東アジアとの比較から 」
絵所 秀紀 「歴史的視野から見たインド経済興隆のインパクト」
藤田 幸一 「インドの農村変容とその国民経済的インプリケーション」
広瀬 崇子 「インド民主主義再考」
近藤 光博 「現代インドの『ヒンドゥー化』を再考する―宗教社会学/『宗教政治学』の視点から」
堀本 武功 「印米関係の緊密化をどうみるか」

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日本南アジア学会19回全国大会実行委員会

委員 (50音順)
粟屋利江、太田信宏、北川将之、黒崎卓、下田正弘、
内藤雅雄(大会実行委員長)、名和克郎、広瀬崇子(事務局長)、
堀本武功、丸井浩、水島司、水野善文、柳澤悠