日本南アジア学会

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会員の新刊紹介

会員の新刊紹介

南アジア学会では会員の皆様の新刊書を紹介するページを設けました。新刊紹介を希望される方(会員限定)はこちらをご覧ください。

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和文単行書:
〒468-8502 名古屋市天白区塩釜口1-501
名城大学経済学部・気付
日本南アジア学会和文雑誌編集委員会・杉本大三

English Book:
Prof. Shuji Uchikawa
School of Economics, Senshu University
2-1-1 Higashimita, Tama, Kawasaki, Kanagawa, 214-8580, Japan

2023年に刊行された会員の新刊書

  • 池田篤史『教主の肖像:シク教の美術・信仰・アイデンティティ』インド芸術文化推進機構、2023年10月、総ページ100頁
    紹介:シク教創始者グルー・ナーナクの肖像画を切り口に近現代シク教の成立について論じた。
    詳細URLはこちら(amazon.comに移動します(新しいタブ/別ウィンドウで開きます))
  • 田中鉄也『揺り動かされるヒンドゥー寺院:現代インドの世俗主義、サティー女神、寺院の公益性』春風社、2023年3月、総ページ306頁
    紹介:現代インドの公益信託や寺院の利害関係者に着目し、多元化した「公益性」にもとづいて各ヒンドゥー寺院のあり方が形作られてきた経緯を検討することで、世俗主義と宗教のかかわりを考察する。
    詳細URL:http://www.shumpu.com/portfolio/927/
  • 増木優衣『ヴァールミーキはどこへ行けばよいのか――現代インドの清掃人カースト差別と公衆衛生の民族誌』春風社、2023年2月、総ページ358頁
    紹介:インドの清掃人カーストの労働実践や社会的位置づけの変容について考察した民族誌。

2022年に刊行された会員の新刊書

  • 宮原辰夫『インド ムガル皇帝の肖像ームガル細密画の光り輝く世界』春風社、2022年1月、総ページ 224頁
    紹介:ムガル細密画に見るムガル皇帝とその一族の栄枯盛衰

2021年に刊行された会員の新刊書

  • ショバ・ラニ・ダシュ『パーリ語文法―仏典の用例に学ぶ』法藏館、2021年3月、総ページ 328頁
    紹介:原始仏典からの用例を用いて、『カッチャーヤナ文典』を典拠としたパーリ語文法書
    詳細URL:https://pub.hozokan.co.jp/book/b561517.html
  • 鈴木隆泰『内在する仏 如来蔵』春秋社、2021年3月、総ページ 240頁
    紹介:あらゆる衆生に成仏の可能性を説く如来蔵思想の誕生と展開をわかりやすく解説
    詳細URL:https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393134467.html
  • 松川恭子・寺田吉孝(編著)『世界を環流する〈インド〉―グローバリゼーションのなかで変容する南アジア芸能の人類学的研究』青弓社、2021年1月、総ページ 368頁
    紹介:政治・経済・社会的な変化の中にあるインドと南アジア芸能の現状を考察する論集
    詳細URL:https://www.seikyusha.co.jp/bd/isbn/9784787274373/
  • 長岡慶『病いと薬のコスモロジー―ヒマーラヤ東部タワンにおけるチベット医学、憑依、妖術の民族誌』春風社、2021年3月、総ページ 416頁
    紹介:インド北東部タワンで暮らす人々が出会う伝統医療の開発や病いの経験を考察した民族誌
    詳細URL:http://www.shumpu.com/portfolio/816/
  • 梶原三恵子『古代インドの入門儀礼』法藏館、2021年2月、総ページ 462頁
    紹介:ヴェーダの入門儀礼の成立史と儀軌を詳説した研究。仏教の受戒儀礼との接点も論じた。
    詳細URL:https://pub.hozokan.co.jp/book/b557319.html

2020年に刊行された会員の新刊書

  • 片雪蘭『不確実な世界に生きる難民―北インド・ダラムサラにおけるチベット難民の仲間関係と生計戦略の民族誌』大阪大学出版会、2020年7月、総ページ 308頁
    紹介:北インド・ダラムサラに住むチベット難民の仲間関係と生計戦略を記述し、「不確実な世界を生きること」について考察した
  • 中野歩美『砂漠のノマド―カースト社会の周縁を生きるジョーギーの民族誌―』法藏館、2020年2月、総ページ 348頁
    紹介:物乞い移動民として知られてきたジョーギーの「定住後」の生活実践を考察した民族誌
  • 山本盤男『インドの税制改革―財政連邦主義の転換と財・サービス税』九州大学出版会、2020年9月、総ページ 174頁
    紹介:2016年の歴史的な税制改革の過程と財政・税制に及ぼす効果や役割を分析している
  • 伊藤融『新興大国インドの行動原理―独自リアリズム外交のゆくえ』慶應義塾大学出版会、2020年9月、総ページ 260頁
    紹介:インド外交に通底する論理を解き明かし、具体的外交政策の展開を解説
    詳細URL:https://www.keio-up.co.jp/np/isbn/9784766426953/
  • アーシャ・ハンズ(編)、古田弘子(監訳)『インドの女性と障害:女性学と障害学が支える変革に向けた展望』明石書店、2020年1月、総ページ 339頁
    原著書誌情報:Hans, A.(ed.),2015, Disability, Gender, and the Trajectories of Power, Sage Publications India.
    詳細URL:https://www.akashi.co.jp/book/b498412.html
  • 茶谷智之『依存からひろがる人生機会―インド・スラム地域の人間開発と「子育ての民主化」』春風社、2020年2月、総ページ 297頁
    紹介:試行的に依存するスラム住民の姿から、人間開発と「民主主義」のつながりを考察した
    詳細URL:http://www.shumpu.com/portfolio/750/
  • 石坂晋哉・宇根義己・舟橋健太(編)『シリーズ地域研究のすすめ ようこそ南アジア世界へ』昭和堂、2020年4月、総ページ 304頁
    紹介:南アジア地域の基礎事柄と最新の研究成果を交えた、13章と14コラムからなる入門書
    詳細URL: http://www.showado-kyoto.jp/book/b497389.html
  • 古川不可知『「シェルパ」と道の人類学』亜紀書房、2020年2月、総ページ 368頁
    紹介:シェルパと山岳観光の民族誌を記述し、道と歩くことについて考察した
  • 小尾淳『近現代南インドのバラモンと賛歌 バクティから芸術、そして「文化資源」へ』青弓社、2020年2月、総ページ 366頁
    紹介:バラモン層が中心となる音楽や宗教芸能を切り口に、タミル地方の近現代史を考察した

2019年に刊行された会員の新刊書

  • PIYA, Luni, MAHARJAN, Keshav Lall and JOSHI, Niraj Prakash, 2019, Socio-Economic Issues of Climate Change: A Livelihood Analysis from Nepal, Springer Nature Singapore Pte Ltd, pp. xxiv+202
    紹介:ネパール中部山地に住むチェパン民族の生活における気候変動の影響について定量・定性分析によって究明した
  • 広瀬公巳『インドが変える世界地図 モディの衝撃』文藝春秋、2019年10月、総ページ 256頁
    紹介:現代インドの諸相を初心者にもわかるように解説した
    詳細URL:  https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784166612376
  • 中屋敷千尋 『つながりを生きる──北インド・チベット系社会における家族・親族・隣人の民族誌』 風響社、2019年3月、総ページ 328頁
    紹介:日々の関わりから築かれる親族ニリンの構成過程と変容について考察している

2018年に刊行された会員の新刊書

  • 志賀美和子『近代インドのエリートと民衆―民族主義・共産主義・非バラモン主義の競合』有志社、2018年12月、総ページ 357+8頁
    紹介:民衆とエリートの双方向的関係を、南インドの労働運動を軸に考察する
  • M. K. ガンディー、森本達雄訳・森本素世子補訂 『『ギーター』書簡』 第三文明社・選書13、2018年11月、総ページ 189頁

2017年に刊行された会員の新刊書

2016年に刊行された会員の新刊書

  • 鈴木弥生『バングラデシュ農村にみる外国援助と社会開発』日本評論社、2016年2月、総ページ 355頁バングラデシュ農村における日米ODAの実施と現地NGO等による社会開発について検証している。詳細URL:  https://www.nippyo.co.jp/shop/book/7058.html
  • 松村恵里『カラムカリ・アーティスト-インド手描き染色布をめぐる語り』 木犀社、2016年2月、総ページ 323頁

紹介:インドの伝統的手工芸製作者の語りに注目しながら、彼らのつくり手としての意識を明らかにしていった。

2015年に刊行された会員の新刊書

  • アマルティア・セン、ジャン・ドレーズ(著)、湊一樹(訳)『開発なき成長の限界―現代インドの貧困・格差・社会的分断―』明石書店、2015年12月、総ページ 564頁

紹介:急成長を遂げるインドが抱える経済・政治・社会の歪みをセンとドレーズが鋭く分析

詳細URL:  http://www.akashi.co.jp/book/b214560.html

  • 鈴木真弥『現代インドのカーストと不可触民― 都市下層民のエスノグラフィー』 慶應義塾大学出版会、2015年11月、総ページ 288頁

紹介:大都市デリーを舞台に、バールミーキ(「清掃カースト」)の人びとの声と運動からカーストの変容と現代的特質を考察した。

詳細URL:  https://www.keio-up.co.jp/np/isbn/9784766422825/

  • 鈴木正崇(編) 『アジアの文化遺産―過去・現在・未来―』 慶應義塾大学出版会 、2015年8月、総ページ 446頁

紹介:文化遺産を歴史・宗教・社会・文化・民族・政治・経済・観光などの視点から考察した。

詳細URL:  https://www.keio-up.co.jp/np/detail_contents.do?goods_id=3035

  • 森本達雄(編訳)『原典でよむ タゴール』岩波書店、2015年5月、総ページ 280頁

詳細URL:  http://www.iwanami.co.jp/hensyu/zensho/index.html (既刊書一覧よりお探しください)