日本南アジア学会

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学会関連新着情報

学会関連新着情報 2018/02/17

日本南アジア学会30周年記念連続シンポジウム開催のお知らせ

日本南アジア学会30周年記念連続シンポジウム

南アジア学会は1988年に設立され、本年で31年目に入ろうとしています。この間に南アジアは大きな変化を遂げ、世界から注目されるようになりました。都市近郊の変貌は目を見張るものがあり、農村部の社会構造の変化も指摘されています。バングラデシュでのグラミン銀行の成功は貧困層にも社会を変革していく能力があることを示しました。一方で、依然として貧困は大きな問題であり、旧来の農村の支配構造が変化していない地域があると指摘されています。他の南アジア諸国でも、政治的変動や中間層の台頭が見られる一方で、多くの人々が成長の恩恵に与れず、「包摂的成長」が大きな課題となっています。
そこで、南アジア学会におきましては南アジアの変化と現状を再認識するために、日本各地で連続シンポジウムを開催します。それぞれのテーマに沿って文化人類学、インド哲学、政治学、社会学、経済学の立場から分析を行います。
 このシンポジウムは学会のみならず市民の皆様にも開かれたもので、どなたでも参加できます。皆様の参加を心よりお待ちしています。

※ 連続シンポジウムのプログラムは確定次第、随時更新していきます。

 

第1回

テーマ 「ナレンドラ・モディ政権下のインド」
日時 2018年4月8日(日)13:00~17:30
会場 神戸大学梅田インテリジェントラボラトリ
   http://www.b.kobe-u.ac.jp/ilabo/access.html
   (JR大阪駅・阪急梅田駅徒歩8分)
   〒530-0014大阪市北区鶴野町1-9梅田ゲートタワー8階
共催 神戸大学経済経営研究所・基盤研究(A)「南アジアの産業発展と日系企業のグローバル生産ネットワーク」共催

プログラム
司会 小磯学(神戸山手大学教授)・福味敦(兵庫県立大学准教授)
タイムキーパー 小松久恵(追手門学院大学講師)
13:00~13:10 小磯学 開会の挨拶 
13:10~13:50 佐藤隆広(神戸大学教授)「モディ政権下のインド経済」
13:50~14:30 溝上富夫(大阪外国語大学名誉教授)「モディ首相の演説の特徴について」
14:30~15:10 中溝和弥(京都大学教授)「モディ政治の4年間:新しいヒンドゥー至上主義」
15:10~15:20 休憩(質問票の回収)
15:20~16:00 田中鉄也(日本学術振興会海外特別研究員)「現代インドのマールワーリー企業家による家族祭礼:故郷への社会貢献とコミュニティの実体化」
16:00~16:40 堀本武功(岐阜女子大学特任教授)「モディ外交:大国指向と日印関係の展望」
16:40~16:50 休憩(質問票の回収)
16:50~17:25 パネル討論
17:25~17:30 福味敦 閉会の挨拶

 

第2回

テーマ 「インド政治の過去と現在 — 支配の正統性をめぐって」
日時 2018年5月19日(土)13:30~18:00
会場 東京大学駒場キャンパス18号館ホール
共催 東京大学南アジア研究センター

※ 具体的プログラムは確定次第お知らせします。