日本南アジア学会

日本語English
学会賞

学会賞について

日本南アジア学会賞の候補作品をご推薦(自薦を含む)ください(終了)

過去の学会賞受賞作品の一覧は本ページの下方にあります

2023年6月14日

日本南アジア学会理事長

 

日本南アジア学会は、下記のように第9回日本南アジア学会賞の選考対象作品を募集します。多数の学会員の皆様からの自薦・他薦をおまちしております。

 

1.日本南アジア学会は、南アジアに関する研究を奨励するために、南アジアに関する特に優れた研究業績を発表した会員に対して、隔年で日本南アジア学会賞を授与し、表彰します。

2.受賞資格者は、対象作品の刊行時に学会に在籍し、かつ、刊行時に40歳以下、または大学院修士課程を修了して15年を超えない会員とします。但し、過去に本賞の受賞歴のある者は除きます。

3.今回の学会賞の選考対象とする作品は、2021年の11日より20221231日までの2年間に刊行された南アジアに関する研究業績の内、会員が推薦(自薦を含む)する論文または著書とします。なお、『南アジア研究』、International Journal of South Asian Studies, 英文叢書Japanese Studies on South Asiaなど、日本南アジア学会の刊行物として上記の期間に刊行されたもので、かつ、第2条の条件に合致する作品は、推薦がない場合も学会賞の選考対象となります。未公刊の博士論文は選考対象に入りません。

 

推薦(自薦・他薦)の方法

(1) 推薦に当たっては、以下の推薦書の書式をダウンロードし、必要事項を記入のうえ、「日本南アジア学会賞推薦書」と題したメールに電子ファイルを添付して、202372日(日)までに、学会賞担当常務理事の三輪博樹(みわ・ひろき)宛(MXA01621@nifty.ne.jp)に送付して下さい。

第9回学会賞候補作品推薦書式

(2) なお推薦書とは別に、自薦の方は作品2部(コピー可)、他薦の場合は、可能な限り作品1部(コピー可)を同じく三輪博樹宛にお送りください。郵送される場合は、「郵送した」旨のメールをお送りください。郵便物が到着しましたら受領確認のメールをお送りします。応募作品は返却いたしませんので、ご了承ください。なお、作品のコピーにつきましては、ハードコピーではなく、PDFファイルの形でお送りいただいてもかまいません。その場合は、メール添付の形で、三輪博樹宛にファイルをお送りください。ファイルが届きましたら、受領確認のメールをお送りします。

(3) 推薦作品の審査に際して、お送りいただいた作品の複製(コピー)を作成いたしますので、「審査にかかわる人数分の複製を許可する」という一文を添えてください。作品を郵送される場合には、この一文を記した用紙を添えてください。メール添付でPDFファイルをお送りいただく場合は、この一文をメールの本文中に明記してください。

(4) 推薦書の書式には、以下の項目が含まれます。

・推薦者の氏名、所属(自薦の場合には不要)

・被推薦者の氏名、所属

・被推薦者の生年月日または修士課程修了年月(上記第2条の受賞条件参照)

・被推薦作品のタイトルなど書誌情報(受賞資格者1人につき原則として1点)

・推薦文(または自薦文)

 (5) 推薦書送付先メールアドレス・作品郵送先・問い合わせ先

メールアドレス:MXA01621@nifty.ne.jp

〒192-0395 東京都八王子市大塚359 帝京大学法学部

                      三輪博樹研究室 気付

 

参考:過去の学会賞受賞作品の一覧

選考評は学会HP(学会賞 > これまでの受賞者)に掲載されています。

第9回(2023年度) 受賞者氏名50音順

長岡慶『病いと薬のコスモロジー―ヒマーラヤ東部タワンにおけるチベット医学、憑依、妖術の民族誌―』春風社、2021年

中村友香『病の会話―ネパールで糖尿病を共に生きる―』京都大学学術出版会、2022年

濱谷真理子『出家と世俗のあいだを生きる―インド、女性「家住行者」の民族誌―』風響社、2022年

第8回(2021年度) 受賞者氏名50音順

飯田玲子『インドにおける大衆芸能と都市文化―タマーシャーの踊り子による模倣と欲望の上演』ナカニシヤ出版、2020年

小川道大『帝国後のインド―近世的発展のなかの植民地化』名古屋大学出版会、2019年

間 永次郎『ガーンディーの性とナショナリズム―「真理の実験」としての独立運動』東京大学出版会、2019年

第7回(2019年度) 受賞者氏名50音順

嘉藤慎作「17世紀における港市スーラトの形成—スーラト市とスワーリー港—」『南アジア研究』第29号、2017年

中村沙絵『饗応する身体—スリランカの老人施設ヴァディヒティ・ニヴァーサの民族誌—』ナカニシヤ出版、2017年

根本 達『ポスト・アンベードカルの民族誌—現代インドの仏教徒と不可触民解放運動—』法蔵館、2018年

堀内俊郎『世親の阿含経解釈—『釈軌論』第2章訳註—』山喜房佛書林、2016年

第6回(2017年度) 受賞者氏名50音順

岡田恵美 『インド鍵盤楽器考—ハルモニウムと電子キーボードの普及にみる楽器のグローカル化とローカル文化の再編』 渓水社、2016年

小茄子川歩 『インダス文明の社会構造と都市の原理』 同成社、2016年

中川加奈子 『ネパールでカーストを生きぬく―供犠と肉売りを担う人びとの民族誌―』 世界思想社、2016年

南出和余 『「子ども域」の人類学-バングラデシュ農村社会の子どもたち』 昭和堂、2014年

第5回(2015年度) 受賞者氏名50音順

置田清和 Hindu Theology in Early Modern South Asia: The Rise of Devotionalism and the Politics of Genealogy, Oxford University Press, 2014.

小原優貴 “Examining the Legitimacy of Unrecognized Low-Fee Private Schools in India: Comparing Different Perspectives”, Compare, Vol.42, No.1, 2012, pp.69-90.

鈴木晋介 『つながりのジャーティヤ――スリランカの民族とカースト――』法蔵館、2013年

拓 徹  「カシミールの禁酒運動はどう伝えられたか――1980年代初頭のインドの新聞報道とセキュラリズム――」『南アジア研究』第25号、2013年

第4回(2013年度) 受賞者氏名50音順

井田克征 “The Concept of Bhakti in the Tantric Tradition”, in Shima, Iwao, Teiji Sakata, and Katsuyuki Ida (eds.), The Historical Development of the Bhakti Movement in India: Theory and Practice, Delhi: Manohar, 2011, pp. 113-130.

木村真希子 “Ethnic Conflict and Violence Against Internally Displaced Persons: A Case Study of the Bodoland Movement and Ethnic Clashes”, International Journal of South Asian Studies, Vol.5, 2013, pp. 113-129.

野村親義 “Development of Labour Management System of Industrial Enterprise in Colonial India: A Case Study of the Tata Iron and Steel Company”, International Journal of South Asian Studies, Vol.3, 2010, pp. 101-145.

第3回(2011年度)

該当作品無し

第2回(2009年度) 受賞者氏名50音順

馬場紀寿 『上座部仏教の思想形成――ブッダからブッダゴーサへ――』春秋社、2008年。

宮本万里 「森林放牧と牛の屠殺をめぐる文化の政治――現代ブータンの国立公園における環境政策と牧畜民――」『南アジア研究』第20号、2008年。

第1回(2007年度) 受賞者氏名50音順

片岡 啓 『古典インドの祭式行為論 Sabarabhasya & Tantravarttika ad 2.1.1-4 原典校訂・訳注研究』山喜房佛書林、2004年。

佐藤隆広 『経済開発論』世界思想社、2002年。

堂山英次郎 「リグヴェーダにおける1人称接続法の研究」『大阪大学大学院文学研究科紀要』45-2、2005年。

中島岳志 『ナショナリズムと宗教――現代インドのヒンドゥーイズムとナショナリズム運動――』春風社、2005年