日本南アジア学会

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南アジア研究関連新着情報

南アジア研究関連新着情報 2016/10/03

10/8 開催 「ブラフマニズムとヒンドゥイズム」シンポの御案内

京都大学人文科学研究所で 10月8日(土) に以下のシンポジウムを開催しますので、お知らせします。

京都大学人文科学研究所
藤井正人

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京都大学人文科学研究所共同研究「ブラフマニズムとヒンドゥイズム
―南アジアの社会と宗教の連続性と非連続性」第1回シンポジウム

       古代インド思想における
         「知」の深化「知」の拡大

  2016年10月8日(土) 午後2時から
  京都大学人文科学研究所 本館4階 大会議室

天野 恭子
 「祭式を裏付ける「知識」を巡って―古ヴェーダ祭式文献における ya evam vidvaan / veda の使用法と哲学思想の発展―」

ブラフマニズムの伝統において、祭式行為とその象徴的意味に関する知識から、祭式の秘儀および世界や人間の実相に関する奥義へと、知の質が変化する局面を紹介し、「知の深化」に光を当てる。

川村 悠人
 「初期文法学派のダルマ論 ―ヴェーダ世界と日常世界における知行―」

ブラフマニズム伝統における知識主義、行為主義、知行併合主義の諸局面を、文法学派のダルマ論を切り口として提示し、「知行の拮抗と連関」の様相を探る。

手嶋 英貴
 「ヴェーダとサーンキヤのあいだ ―マヌ法典の存在論をめぐって―」

『マヌ法典』第12章は、同書が規定する行為の必要性を独自の理論によって説く。それがヒンドゥイズムの一端をなすサーンキヤ説を援用しながら生みだされた点に注目し、「知の拡大」に光を当てていく。

     京都大学人文科学研究所へのアクセス
    http://www.zinbun.kyoto-u.ac.jp/access/access.ht
     連絡先: 藤井正人研究室 (326号室) 075-753-6949 /
                     080-1418-3127
                 fujii@zinbun.kyoto-u.ac.jp