日本南アジア学会

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日本南アジア学会第20回全国大会プログラム

第20回全国大会

日時:2007年10月6日(土)~7日(日)
場所:大阪市立大学杉本キャンパス

10月6日(土) 午前の部 10:00-12:30

<小パネル:1> 深刻化する都市環境とカースト/エスニシティ:バングラデシュの清掃労働をめぐって

司会:脇村 孝平
趣旨説明:野口 道彦
三宅 博之 「清掃労働をめぐる価値転換」
野口 道彦・佐藤 彰男 「清掃労働者の社会移動」
Iftekar Uddin Chowdhury 「Contemporary Dalit Issues in Bangladesh」
佐野 光彦 「清掃労働者の連帯の可能性:ダカ市清掃労働者組合などを事例にして」
坂本 真司 「清掃労働者コミュニティにおけるメディア文化の形成:衛星TV放送の受容を中心に」
ディスカッサント:篠田 隆・高田 峰夫

<自由論題A>

司会:矢野 道雄・藤井 正人
鈴木 孝典 「インド実在論学派における革新と保守:言語認識をめぐる2つの態度」
杉木 恒彦 「サンヴァラのhomaの体系」
北田 信 「北インドの音楽文献(サンスクリットとペルシア語)」
前島 訓子 「インドにおける『仏教の聖地』をめぐる議論とその展開:『仏教の聖地』の地域的固有性の理解に向けて」
M.B.Alam, ‘A Critical Study of Japan-India Relations: Towards a New Architecture’

<自由論題B>

司会:藤井 毅・南 真木人
木村 真希子 「森林村とトライブの土地喪失:アッサムの「トンギヤ」村を事例に」
榎木 美樹 「部族社会から近代社会へ:インドに居住する亡命チベット人のアイデンティティ形成」
森田 剛光 「タカリーと弓:民族技術の伝統と変容」
澁谷 俊樹 「カーリー女神の変容と現在:『おぞましきもの』をめぐって」

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10月6日(土) 午後の部 14:00-16:30

<小パネル:2> 19世紀の南アジア文学にみる作者の内面の揺れ:変革期の多様性

司会:水野 善文
趣旨説明:臼田 雅之
坂田 貞二 「ヒンディー語文人バーラテンドゥ・ハリシュチャンドラ(1850-1885)に見られる揺れ:韻文によるクリシュナ神讃歌から、散文による民族像素描へ」
ディスカッサント:長崎 広子
松村 耕光 「ムハンマド・フサイン・アーザード(1830?1910)のウルドゥー詩改革論」
ディスカッサント:萩田 博
臼田 雅之 「ナショナリズム・叙事詩・抒情詩:タゴール登場のころのベンガル」
ディスカッサント:杉本 浄
石田 英明 「近代マラーティー文学とKeshavsut(1866-1905)」
ディスカッサント:小磯 千尋
(補足コメント)マラヤーラム文学の場合:粟屋 利江
(補足コメント)サンスクリット学者の場合:水野 善文

<自由論題C>

司会:長崎 暢子・三宅 博之
七五三 泰輔 「環境保全政策の実践における生産資源をめぐる文化の政治:バングラデシュ、ハカルキ・ハオールにおける環境保全プロジェクトを事例として
宮本 万里 「ブータンの自然国立公園における環境保護政策と地域社会:『環境にやさしい』生活様式をめぐる文化の政治」
石坂 晋哉 「環境運動におけるガンディー主義者の行脚と断食:スンダルラール・バフグナーの「昇華」の哲学と政治」
石井 一也 「グローバル化時代におけるガンディー思想の意義:アマルティア・K・センによる批判を超えて」

<自由論題D>

司会:藤田 幸一・吉田 修
佐藤 誠 「インド・オリッサ州における染織業生産者世帯の家計と生活戦略」
今藤 綾子 「村落パンチャーヤット議員の政治活動に関する一考察:ケーララ州タリクラム村におけるインタビュー調査から」
Farhat Tasnim 「Civil Society in Bangladesh: Vibrant but not Vigorous」
山本 真弓 「1964年ブータン首相暗殺事件とチベット独立運動」

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10月7日(日) 午前の部 10:00-12:30

<小パネル:3> 現代インド経済の課題と展望

司会:宇佐 美好文
趣旨説明:佐藤 隆広
馬場 敏幸 「インドの金型産業」
上池 あつ子 「インドの製薬産業」
杉本 大三 「インドの農業」
佐藤 隆広 「インドのマクロ経済」
福味 敦 「インドの財政政策」
久保 彰宏 「インドの金融政策」
ディスカッサント:絵所 秀紀

<自由論題E>

司会:井坂 理穂・水島 司
小嶋 常喜 「植民地期インドにおける農民の登場:キサーン・サバー運動の社会史的系譜」
五十嵐 理奈 「バングラデシュ美術の成立に果たしたチッタゴン派の役割」
川津 千佳 「植民地期インド軍のインド化とナショナリズム」
土本 恵介 「ジンナーの政治活動について:1906年から1916年を中心に」

<自由論題F>

司会:押川 文子
加瀬川 雅人 「グローバル状況下の民族医療における知識の新たな位置付け:インド・ケーララ州の事例から」
菅野 美佐子 「女性は変化をいかに語るか:ウッタル・プラデーシュ州農村社会における参加型開発とジェンダー規範の変容」
小原 優貴 「初等教育の普及における政府と住民組織の連携:  インドのオルタナティブ教育の考察から」

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10月7日(日) 午後の部 13:30-17:00

<全体シンポジウム> 南アジア・日本・世界:グローバル化と南アジア認識の変貌

司会:秋田 茂・山根 聡
趣旨説明:脇村 孝平
片岡 啓 「インド学 」
中島 岳志 「思想」
黒崎 卓 「経済」
三輪 博樹 「政治」
大石 高志 「歴史」
田辺 明生 「社会」
ディスカッサント:辛島 昇・中村 尚司

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日本南アジア学会第20回全国大会実行委員会

委員 (50音順)
秋田茂、大石高志、押川文子、佐藤隆広(事務局長)、田辺明生、藤井正人、藤田幸一、長崎暢子、南真木人、南埜猛、矢野道雄、山根聡、脇村孝平(大会実行委員長)